7月の感想文

 〜 実生でできる変わった性 〜
  

 

  

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実生からの盆栽作りは「気の長い話」のようで、案外そうでないかもしれません。

蒔いて芽が出て梅雨ころまで伸び、その糸のような幹の細さに、「完成までまだまだだなあ」と感じしばらくは眺める意欲を失ってしまいますが、ある時ふと眺めると、「ちょっと見ないうちにこんなに育って」。

そんなわけでほぼ毎年、何かしらの種を蒔いています。

実生を続けていると、明らかに他の連中とは異なる性質のものも出てくるようです。左のものが、私の実生で得られたちょっと変わった連中です。

上のは昨年蒔いた種から出てきたカマツカの「斑入り」です。前にも何株か他の樹種で出てきたことがありますが、弱いのかすぐ消えてしまいます。今度のカマツカはどうでしょう?

下のほうは、数年前まいたリンゴ(たしかジョナゴ−ルドをたべたあとの種)です。素焼きの鉢の中に見慣れたリンゴの2本の苗が写っていますが、中央に写っているやつもリンゴです。彼らは同期のリンゴです。芽が出てきて あれ? と思いました。ピラカンサの種でもコンタミネ−ションしたのか?と思いましたが先端につく芽の様子や幹の様子を見ると小細葉ながらやっぱり「リンゴ」みたいです。見慣れたタイプのやつとおなじ一個のリンゴからとった種から出てきたものです。成長は遅いようですが挿し木はきくみたいです。実生のリンゴですので、実なりは期待しないつもりでいるのですが、コショウバイのようなちっこいリンゴが自家受粉でできるような性だったらいいなあ・・などとほとんどありえない甘い期待をもちながら育てています。

とにかく、前述した「成長の驚き」とともにこんな変わり者が出てくる楽しみも実生にはありますね。

今年は何の種を蒔こうかな?久しぶりにアブラチャン、ダンコウバイなんかもいいなあ。まだ少し早いけど秋の野山は楽しみがいっぱいです。

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