10月の感想文
| 〜 効果的な曲付け 〜 | ||
実生曲付け実験がポシャったので、というわけではないが・・。 今回は根伏せや挿木・実生なんかで育ったそのまんまじゃ使えない樹の曲付けについて試してみたことをレポートしようかな。 そもそも盆栽の「曲」っての、どういうのがよくて、どういうのが悪いんでしょうね。 この答えを客観的かつ定量的に評価・説明できる文章って・・。大抵盆栽のマニュアル本にはある程度の説明が載ってますが、なんか判ったようで判らない。「タコ幹」なんていう言葉がありますがなんとなくあれなら判るかな。私的表現なら「らせん状で規則的・数式化出来そうな感じ」余計わかんないか。まあともかく「規則的じゃない」という要素は「曲」の評価に大きな比率で影響しているように思います。それは狭義では曲の角度(鋭角・鈍角)、次の曲までのピッチなんかであり、広義ではそれらが複合して出来上がった全体の幹姿に総括されるのでしょう。これに経年変化(幹太・肌荒・コケ順)の要素がミックスすると一気に私たちの満足度が高まるのでしょうね。 経年変化はすぐには得がたいものです。だからこそ、長く育てても飽きの来ない「曲」が求められるのだろう・・また、そのような曲付けにしたいものです。 またも前置きが長くなりましたが、今回は針金を使った「規則的じゃない」をテーマにした曲付け方法の紹介です。 鋭角な曲付けは「規則的じゃない」を満たす大きな要素の一つだと思います。 針金は巻きつけて曲付けするのが一般的ですが、テクのない私には巻きつけ手法での鋭角な曲付けはかなり困難です。で、いっそのこと折りたたんで縛ってしまえ!です。まだ細い柔らかな幹のものならばかなり鋭角な折り畳みが可能です。でもおんなじピッチ・おんなじ鋭角だと「規則的じゃない」のルールが犯されます。ここが難しい。自然の樹を見て学べ、とはよく言ったものです。で、実際縛ってみました。ま〜だ「規則的じゃない」わけではなさそう・・もうちょい太ったらかなりいい感じになりそうってことにしとこう・・。 何かのヒントになれば幸いでーす。 これは右のものとは別のサンザシ。針金縛りによる曲付け例。巻きつけと縛りを併用。 |
変哲ないサンザシの根伏せ素材2年目。 はっきりいって使えない・・。 土を落とした状態。根元で切りなおして根上で作るか・・。 まてよ、根伏せだから幹部分が柔らかい! 針金縛り。巻きつけて捻るのではなく幹をたわめて縛る。 |
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縛り部のアップ。鉛筆くらいに太ればかなり面白い曲をもった樹になりそう。なにより急角度の曲付けが容易。外すのも容易。 |
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