「マンタに会いたいなら石垣島カビラへ!!」
その言葉に誘われて川平にやってきた。
石崎川平マンタポイントは、うわさどおりマンタのスクランブルポイントだった。
そこにはマンタがホバリングする根がいくつもあり、時に複数のマンタが行き交うシーンは壮大である。



根の上で翼を大きく広げ、時に潮の流れに身を任せ、ホバリングする様子はまさに風を受けて飛ぶグライダーそのもの・・・
海と空、その世界は全く違うが、類似点は多い。

マンタ・・・漆黒の背、真っ白な腹、大きな口、その左右には大きな穏やかな眼があり、眼の下には不思議な鰭が舵のように下がっている。この鰭は大きな口にプランクトンを大量に呑み込むときのガイド板になる。普段は葉巻のように巻かれている。それは鬼の角のようであり、糸巻きのようでもある。オニイトマキエイの名前はそこから付けられた。





翼端に大きな傷を受けたマンタを数匹見かけた。きっと鮫にやられたんだろう。
夜は海深く300mにまで降りていって休むらしい、背中が黒いのは上から見下ろしたときに目立たないように、腹が白いのは下から見上げたときに水面の白さに少しでも同化する知恵だろうか・・・




その大きな体をゆったりと羽ばたかせ、大海原を渡ってきたのだろうか・・・
自然はどうしてマンタにこのような大きな体を授けたんだろうか・・・
その雄大な姿、優雅な動きでマンタはダイバーの心を引きつけてやまない

aug/2002