MIRACLE SEA

神秘

BLUE

海道

夜光虫

ブルーホール

PALAU REPORT

SAMUI REPORT

APO REPORT

SUSAMI REPORT

KERAMA REPORT


MIRACLE SEA

海は生命のエネルギーに満ちあふれている
どこまでも透き通ったブルーの世界
カスミチョウチョウやアカモンガラの群が紺碧の海に舞い・・・
大型の魚たち・・・マンタ、マダラトビエイ、シャークがゆったりと行き交う様は
宇宙空間を漂う宇宙船だ
海もまた一つの宇宙
奇跡の海








BLUE

海の青
空の青
精神の色・・・青
青い世界に意識は緩やかに融けていく
青は気持ちを穏やかにしてくれる

青は不思議な色だ
青いスペクトルは唯一海の底深くにまで到達する
海深くすべての色がやがて青になる
海には様々な青がある
無色透明から・・・深いマリンブルー
水面下、光の重なりで様々な青が生まれる
その青もやがて・・・全てを飲み尽くす漆黒の闇

スカイブルー
マリンブルー
オーシャンブルー
ダークブルー
ライトブルー
ネイビー
ターコイズブルー
セルリアンブルー
トルコブルー
・・・数え上げたらきりがない
青を表現する言葉は多い
いったいどれくらいの名前がついているんだろう・・・

青は・・・
あたり一面に溢れているようで
じつは自然界に空と海以外には
あまりない色だということを忘れがちである




海道

私たちの日常生活はますます海から離れてきている。自然の海に触れる機会も、海を見ることも、海を思ったり、考えたりすることも少なくなってしまった。
かっては海洋民族と呼ばれていた時代もあった。海の文明はどこにいってしまったのだろうか・・・
大海原の水平線は、海のもっている圧倒的な存在感を示している。遠く海を眺めると誰しも壮大な気持ちを抱いた。水平線の向こうに果てしない広がりを感じたものだ。
でもいま、人間の行動半径は広がり、世界は狭くなってしまった。あっという間に海を越えて、かの地に着いてしまう。水平線の向こうに果てしない広がりを感じ、期待に胸を膨らませ、わくわくとした気持ちに心をときめかせることもいまは薄れてしまった。
しかし、未知なる海の圧倒的な存在感を抜きに、世界を分かったつもりになるのは早い。まだ世界は陸地を点でしか結んでいない。海を飛び越してしまい、地球の大部分を占める海のことを見落としてしまっている。21世紀、海はこれからますます我々人類にとっても重要なステージになるだろう。海は果てしなく広くそして深い。



夜光虫

夜の海はさらに一層神秘さを漂わせている
魚たちは岩陰に身を潜め、静かに眠りにつく
ブダイの仲間は自ら作りだしたベールを身にまとい・・・
チョウチョウ魚たちは背びれをいっぱいに広げ外敵に備える
珊瑚たちは触手を伸ばし、海シダは体をくねらせ・・・
スポットライトに照らし出された光景はまさに別世界
エキジット前、一斉にライトを消すと・・・一瞬暗黒の闇
しかしその闇の中に光るものがあった
排気バブルや周囲の動きに反応して発光する夜光虫
星の瞬きのように光り、そして消える・・・
その光は美しく、そしてミステリアス
海はますます神秘のベールに包まれている






ブルーコーナー

PALAUの海は生命のエネルギーに満ちあふれていた。
海の美しさ、魚の種類の豊富さ、そしてその数の多さ、大きさどれも群を抜いている。
中でもブルーコーナーは、噂通り素晴らしいポイントだった。バックドロップでエントリするとどこまでも透き通ったブルーの世界が広がっていた。宇宙空間もこんなんだろうという気がした。ドリフトで流しているときの浮遊感は空を舞っているような感覚だ。やがて水中展望台となるドロップオフの壁が見える。水深18mの棚の岩に取り付くと、急に潮の流れの強さを感じる。排気バブルは後ろに流れていく、横を向くとマスクがずれそうな勢いで、まるでがけの上で風を受けているような感じだ。しっかり掴んでいないと吹き飛ばされてしまいそうだった。
そこにやがてギンガメアジの大群がドロップオフの下からせり上がってくる。ドラマの幕開きだ。きれいな流線型の体形をしたリーフシャーク数匹がゆったりと行き交う。大型のロウニンアジ、イソマグロ、サワラが猟のチャンスをうかがっている。
やがて、あたりが騒然とする。小魚たちの群が激しく動く、まずロウニンアジが猟を始めた。それを合図に小魚を追う中魚達、それを追う大きい魚や鮫たち、食物連鎖の世界が目の当たりで展開される。360度のパノラマの中で、ドラマが始まると視点が定まらなくなる。
やがて、大きな陰がちかずいてきた。ダイバー達は一斉にその方向に注目する。マダラトビエイだ。ゆったりと空を飛ぶようにして大型の2匹のマダラトビエイが並んでやってきた。
こんな様子で毎回何かがあるブルーコーナーだから、エントリするときにはいつも期待に胸が膨らむ。

ペリリュー

パラオ諸島最南端のペリリュー島、そしてその南端のペリリューコナーもダイナミックなポイントだった。当たればブルーマーリン等の大物が回遊してくるがはずれれば何もなしという、博打ポイント。水深18m付近の棚で待つが、結局大物は現れず、ブルーマーリンにも出会えなかった。時間が来て岩を掴んでいた手を離す、サーッと体は舞い上がり、潮の流れに身を任せると豊かな浮遊感覚が身を包む。流れに身を任せながら徐々に水面に向かう。下を見るとプレリュー最南端の棚が見えている。そこは−30m、そこから先は300mのドロップオフ、やがてブルーの中にとけ込んでいく棚の先端を眺めながらエキジットする。何もない事でもまたパラオの雄大さが実感できた。
プレリューエキスプレスはその名の通り、潮の流れは半端じゃなかった。ダウンカレントに捕まったら最後、二度と上がってこれることはないだろうとのブリーフィングにやや緊張する。このあと潜り続けていた人からメールが届き、この恐るべきダウンカレントに遭遇したとのこと、この時排気したバブルが下に向いていたというから、恐るべしダウンカレントである。この時彼は必死で緊急浮上したとのことであった。・・・と怖いこともあるから気を付けなくちゃ。

 







SAMUI

サムイ島はこれまでヨーロッパの人たちがよく利用していたリゾートで、様々な外国語が飛び交っていた。日本人の利用はまだ少なく、今回自分がホテルではたった一人の日本人だった。
サムイ島のビーチは白い砂浜がずーっと広がっていてきれいなんだけれど、海の透明度が今ひとつと言ったところかな。
ダイビングは本島から70キロほど離れたタオ島周辺の海がベストポイントになっていて、ダイバーはほとんどタオ島まで行くことになるんだ。サムイからタオまではスピ−ドボートでとばし、クルーズ船に乗り込むといったスタイルで、ダイビングをした。あとは寝ても起きても船の上、周囲はすべて海。様々なダイビングポイントに効率よく行けたから、このダイビングクルーズは快適だった。
天気は初日は曇、その後徐々によくなっていったけれど、灼熱の太陽や満天の星空は望めなかった。海の中はプランクトンが多く、だから豊かな海なんだけど、全体的に透明度は悪く、視界は15メートルぐらいだったかな、その代わり豊富な魚たちが目を楽しませてくれた。回遊魚の数は多く、アジやカマスの群は数千匹はいただろうか、見渡す限り魚たちのまっただ中にいると、自分も魚になったのではないかと錯覚するほどだった。マンタや、ジンベイザメを最近見かけたという情報に出会えることを楽しみにしていたけど、今回も実現しなかった。・・・残念。
でも1m級のロウニンアジやブルースポッテッド・スティングレーという、青い斑点を持つきれいなエイにお目にかかれた。又大きなシャコ貝がひだをゆすり魚を誘う様や、ガンガゼというウニの仲間なんだけれど、中心部に青い発光体を持ち、怪しく光っている様は幻想的だった。いや〜、海はますます神秘的だ。




APO

アポ島の周囲の海は全てベストポイント
ギンガメアジの大群が渦巻くマムサ
潮の流れが強烈なココナッツ
クマノミ城が見事なサンクチュアリ
フロントビーチ前のチャーチ
アポ島の周囲の海は珊瑚が元気だ
島の子ども達の笑顔が輝いていた
おばさんたちは陽気にパレオを売る
全てが目映い
海は生命力に満ちている
そして・・・ミステリアス




SUSAMI

 7/21 アーネスト・ヘミングウェイ生誕100年
 和歌山県すさみ、黒潮がうち寄せる海岸線が35qにも及び、砂岩で構成される海岸線の景色は不思議なほど美しい造形を呈していた。巨大な海流黒潮と、うち寄せる荒波が長い年月をかけ削ってきた結果である。今回ここを選んだのも、そんな地形の魅力からで、沖の黒島(ガマ)の水底洞窟に惹かれたからである。ダイビングショップノアすさみは漁業組合と連携したダイビング運営をしている。すさみ漁港の1等地にゆったりした店舗を構えていた。ダイビングボートはもちろん漁船で、鰹釣り漁の大きな竿を着けたままのものだった。南太平洋上に熱帯低気圧があり、うねりは3mほどあっただろうか、船首が波頭を切ると大きく波しぶきが降り注いでくる。船は大きく上下運動を繰り返していた。水底にもうねりの影響は大きく出ていた。中性浮力を取り体をリラックスさせると、体が左右、あるいは前後に大きく揺られているのが分かった。

 1本目は「赤出し土」アンカー地点は-22mだった。水底は岩場、大きな根がいくつかあり、その根を周遊する。
 2本目は、いよいよ今回の目的ポイント、「沖の黒島」通称ガマ、水底洞窟である。ただうねりが強く、狭い洞窟内は寄せる波、ひく波で身動きが出来ないだろうとのことであった。案の定10m進入した地点であきらめざるを得なかった。洞窟内は泡立ち、濁りもあり視界も悪かった。島の周囲の水深は-20m前後で、水底には砂地の部分があり、そこではヒラメの子が確認できた。そこは潮の動きもほとんどなく、静かな世界が広がっていた。しかし岩と岩の狭間を通過する際には、フィンをかなり強く打たなければ前進できないほどの強い潮の流れがあった。

 7/22 「沖赤土」、先日の「赤土出し」近くのポイント。水深は-30m前後とやや深かった。潜水時間は30分程度となる。
 2本目はコジャクシ、ここでは悠然と泳ぐウミガメを見ることが出来た。周囲を埋め尽くす鰯の大群にも遭遇する。岩の狭間に群れる伊勢エビも発見だった。インストラクターも「今日は当たりでしたね」と言う。

 3日目7/23 再度「ガマ」に挑戦する。うねりはまだ収まっていない。1.5mと2日前に比べるとずいぶんましになってはいるが、相変わらず船は大きく揺れ、波は高い。それに今日は潮の流れも速いようだ。洞窟は前回ほど濁りもなく、視界も良好であった。2/3ほどのところにある分岐点まで近づくことが出来た。浮上すると後15mほどの地点には天井から光が射し、洞窟が外に開かれている様子が確認された。その地点は寄せる波の終点であり、水面はかなり波立ち、泡立っていた。水底の様子も大変なことが想像できた。これから洞窟もいっそう狭くなり、本日のコンディションでは危険と判断されたため、この地点で引き返すことになった。帰りに夜行性のツマグロハタンポの群に遭遇する。その群は波に体を任せゆったりと揺られていた。ゆっくり近づき群の中に入る。息を止め近づくと接近を許してくれるが、排出する泡に驚いた群は一斉に動き、場所を移してしまった。洞窟の最後までいけなかったのは残念だったが、又の機会を残してくれたと思えばいい。船の下-5mで減圧停止をする。このときアンカーロープを持っていないと流されてしまうほど潮は流れていた。





KERAMA

6/22夏至
 ようやく梅雨が上がりそうだ。まだ雲は幾分残っており、時折雨もやってきたが、陽が射すと慶良間の海は一段と色彩が鮮やかになる。水底の砂に反射した光は、コバルトブルーの色を返してくる。夏がやってきた。
 1本目のダイブは座間味島西海岸、二タの洞窟、17mのホールに降り立つと、そこからは幻想的な洞窟が水底で複雑に交錯していた。洞窟からは所々水面に向けて穴があいており、射し込む光が幻想的な雰囲気を作り出していた。
 昼の休憩時間は古座間味ビーチで過ごす。真っ白な珊瑚のビーチ、海の透明度はバツグンで、慶良間の美しさを象徴する景観がここにあった。シュノーケリングをすると、餌付けされた魚達が群がってきた。
 2本目は安室の魚礁、水底には人工の漁礁が入れられており、そこに魚達が群がっていた。ナポレオンフィッシュの幼魚に遭遇した。臆病なナポレオンの幼魚は、すぐに珊瑚の森に消えていった。魚礁の周囲は一面珊瑚の森だった。豊かな海の森・・・珊瑚。

 6/23梅雨があがった。朝から陽射しが強い。
 今日の1本目は安慶名敷島の西、オアシス。水底17m、一面の白砂漠の中に高さ3m、周囲10mほどのボーミーがあった。まさに水底のオアシス、そこには無数の魚が群れていた。特にキンメモドキの数の多さには圧倒された。珊瑚やイソギンチャクの種類も多く、いつまで見ていても飽きない景色だった。
 2本目はアダン前、いくつかのボーミーを水底クルーズする、様々な魚達の暮らしぶりがそこに広がっていた。ハナウツボ、ケラマハナダイを見ることが出来た。
6/24
 10:00のクイーンザマミで座間味島を後にした。見送りの人たちは姿が見えなくなるまで手を振り続けてくれた。来るときとは違い、真夏の陽射しを浴びて、海は紺碧の色をいっそう深めていた。遠ざかる島の白砂が紺碧の海に鮮やかに浮かび上がっていた。

lopnor